魚を加熱(煮熟)し絞って(圧搾)、乾燥させ砕いて粉状にしたもので、飼料として活用されています。
古くはイワシを天日干ししたものを肥料に活用していましたが、近年では間接的に乾燥させ、油分、水分を絞ったうえでさらに乾燥、粉砕したフィッシュミール(魚粉)を飼料に配合しています。
製造過程において得られた油分と水分を分離し、油分は精製工程を経たのち魚油として飼料(フィードオイル)に使われたり、油脂メーカーで業務用マーガリンやショートニングに加工され、皆さんの身近なお菓子等に使われたりしています。
また水分にも水溶性タンパク質(遊離アミノ酸)や各種ビタミン、ミネラル等が多量に含まれており、濃縮工程を経たのちフィッシュソリュブルとしてフィッシュミールに添加して肥料として活用されています。
当社の商品名にもなっている「ハイミール」は、日本で初めて北欧の技術・機械を導入し我が国の近代ミール工場の先駆けとなった歴史とその安定した品質から、フィッシュミールの代名詞にもなっています。